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キックボクシングから学ぶベース演奏への応用方法。part2 構え方編
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こんにちは!前回に引き続き、キックボクシングのテクニックから学ぶベース演奏への応用方法についてお伝えします。 今回は、楽器を構えるフォームに焦点を当ててみましょう。 ジムでプロ選手のシャドーやミット打ちを見学していると、攻撃に入る前の段階で強い事を本能的に感じます。そう感じる理由に、こちらが攻撃を仕掛ける隙がない事を感じさせるからだと思います。 もちろん鍛え上げた肉体から発されるオーラもありますが。 構えている状態は、攻撃、防御、移動など、あらゆる行動にスムーズに移れる一番最強の状態だそうです。 構え方は、ファイトスタイルで前重心や後ろ重心など、様々な形に変化します。強い選手は、自分に合った構え方を修得しているんだと思います。 ベース演奏に置き換えてみると、構え方が非常に重要であることを再認識できます。 ベースの構え方について考えてみましょう。 まず、ベースを持たずにエアベースを使ってフォームチェックをしてみましょう。 以下の点に注目してください。 脱力しているか? ベースを持つ手や腕、肩に余分な力が入ってないか確認しましょう。 軸はしっかりとできているか? 姿勢が安定しており、バランスが取れていることが重要です。 演奏動作で体が開いた状態になっていないか? 身体のエネルギーをベースに伝えるためには、適切な姿勢を保っていることが大切です。 肩甲骨を使えているか?指先から背中まで、全身を一体にして演奏する感覚があるのか。 要は、自分の体に合った、カッコいいフォームなっているかをチェックするという事です。 見ただけで良い音を奏でそうなフォームであるかどうかを確認してみてください。軸や体が開かないことの重要性については、村田諒太さんのYouTube動画が参考になります。どっしりとした軸を持つことの重要性を学ぶことができます。 Thomas MorganやJorge Roeder、Christian McBrideのように安定した軸を持つベーシストや、 Jimmy GarrisonやLarry Galesのように肩甲骨の使い方がかっこいいベーシストもいます。 彼らのフォームだけで良い音が出そうなイメージを持つことができます。 ちなみにジミーギャリソンはボクシングをやっていたそうです。左腕の肩甲骨の開き方は、見るからに強烈なフックを打ちそうですね。笑 これが正しいフォームというものはありません。 自分自身と向き合い、時間をかけて自分に合った、カッコいいフォームを探求してみてください。 今回はフォームについてご紹介しました。次回もお楽しみに! 千北祐輔 CHIGITA YUSUKE ベーシスト 作曲家 大阪府出身。現在は東京を拠点に活動中。 2012年に上京、日本を代表するジャズミュージシャンとジャズフェス、ジャズクラブで共演を重ねる。 2013年、神戸ネクストジャズコンペディション 準グランプリ。 2014年ニューオリンズで開催されたフレンチクォータージャズフェスティバル出演。 2019年、世界的ジャズサックス奏者のPatrick Bartley Jr.と共演する。 ジャズ以外では、テレビアニメ『血界戦線』のサウンドトラックに参加。 2021年12月14日、1stアルバム『FAMILY DIARY』をギターに井上銘、ドラムに柵木雄斗を迎えて発表する。ギタートリオ編成でオリジナル曲を演奏している。
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キックボクシングから学ぶベース演奏への応用方法。part1
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プロのジャズベーシストとして活動している私が、趣味で始めたキックボクシングが実はベース演奏にも役立つことを知りました。キックボクシングの身体の使い方が、ウッドベースの演奏に深みや表現力をもたらすのです。今回はその中でも特に重要な要素である「脱力」についてご紹介します。