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コントラバスのポジションマークの効果
こんにちは!
梅雨のシーズンに突入してから、ひどいノイズに悩まされていたので、
京都にあるコントラバス工房角本まで調整に行ってきました。
自分のコントラバスが手術台の上に乗っています。
ノイズの原因は、ブリッジと表板の目に見えない僅かな隙間でした。
駒を作り直していただいたら、見事にノイズは消え去りました!
そして音が見違えるようにクリアに!
ストレスのない、最高の状態に生まれ変わりました。
写真は工房内の様子です。
ワクワクするし、心地よいし、最高の空間です。
ポジションマークも打ってもらいました。
小さく目立たない、パールドットのポジションマークです!
新しい楽器にしてから、
正確な音程を取る事に、想像以上に苦労しました。
弦長、ネックの太さ、楽器の形などが複雑に関係していると思います。
角本さんに相談して、文房具屋で購入したシールを貼ってみると、音程を取る事が驚くほど楽になりました。
その状態で練習を続けてると、楽器が体に馴染んできました。
シールで貼っていたポジションマークも残り一つになる位、音程も取れるようになりましたが、敢えてポジションマークを入れてもらいました。
ライブでは、自分の音がちゃんと聴き取れる現場は少ないです。
自分の音が聴こえにくい環境でも、ポジションマークは正確な音程を取る事をサポートしてくれます。
ジャズの現場は、ベース、ピアノ、管楽器、ヴォーカル、ギター等、それぞれが絶妙なピッチの関係性を保っています。
音程が正確でも、音楽的に正しい音程になっているとは限りません。
自分の音程を見失わないためにも、『目で音程を見れる』ポジションマークは精神的にも助けてくれます。
しかし、耳で音程を感じる事が一番大切です。
それと併用できれば、ポジションマークはとても役立つマークだと思います。
音程を取ることに悩んでいる方は検討してみるのも良いかもしれません。
今回はポジションマークのお話でした。
次回もお楽しみに!
CHIGITA YUSUKE
ベーシスト 作曲家
大阪府出身。現在は東京を拠点に活動中。
2012年に上京、日本を代表するジャズミュージシャンとジャズフェス、ジャズクラブで共演を重ねる。
2013年、神戸ネクストジャズコンペディション 準グランプリ。
2014年ニューオリンズで開催されたフレンチクォータージャズフェスティバル出演。
2019年、世界的ジャズサックス奏者のPatrick Bartley Jr.と共演する。
ジャズ以外では、テレビアニメ『血界戦線』のサウンドトラックに参加。
2021年12月14日、1stアルバム『FAMILY DIARY』をギターに井上銘、ドラムに柵木雄斗を迎えて発表する。ギタートリオ編成でオリジナル曲を演奏している。